わきがになりやすい体質というのがあります。
以下のような体質の人はわきがになりやすい、わきがである可能性が高いと言われています。
1.両親がわきが
わきがは高い確率で遺伝してしまうものです。
両親のどちらか、あるいはどちらもわきがだと、遺伝している可能性が高いと言われます。
ただし、両親ともわきがだからと言って100%遺伝するわけではありません。
2.毛深い
アポクリン汗腺は体毛の毛根部に開口するので、毛深い人はそれだけでアポクリン汗腺が多くなります。
また、毛深いところが細菌の温床になりやすいのでわきがになる確率が高いと言われています。
3.耳垢がいつも湿っている
アポクリン汗腺は耳の穴にも分布していますが、耳垢がいつも湿っているということは、アクポリン汗腺が活発に働いているためおきる症状です。
ですので、耳垢がいつも湿っている人=アクポリン汗腺が活発に働いている=わきがの可能性も高いということになります。
4.シャツなどのワキの下に黄ばんだ汗ジミができる
汗ジミはアポクリン汗腺や皮脂腺からの分泌物に含まれる色素です。
シャツなどのワキの下に黄ばみができる人は、汗腺類が活発な証拠なので、わきが・多汗症の可能性も高いと言われます。
5.自分で自分の臭いに気づく
自分で自分の臭いを感じるのは、自分の臭いには麻痺しているので普通ほとんどありません。
自分の臭いに気づくというのはかなり強い臭いを発している証拠です。
わきが臭は一種独特の臭いを発しますので、汗をかいていない時でも自分で臭いがするようなら、わきがの可能性は高いでしょう。
6.ストレスをためやすい
何かとストレスをためやすい人がいますが、ストレスはわきがの原因となる汗腺類に影響を及ぼします。
ストレスがわきがの直接の原因にはなりませんが、軽度のわきがであったのがストレスによって悪化するという場合もあります。
わきがは体質の問題であり、病気ではありません。治さなくても命に関わる問題ではないのです。
しかし、わきが臭を発するため、まわりに不快な思いをさせてしまうのではないかと悩む人がほとんどです。
また、まわりの人はわきがに気づいても、本人を傷つけまいと「あなたはわきがです。」と教えてくれる人も少ないのが現実です。
上記のわきがになりやすい体質にあてはまる項目が多く、自分でわきがではないか?と思ったら、専門医に相談してみると良いでしょう。
自分でできるわきがケアもありますが、わきがは自然に治るものではありません。
スソワキガ
わきがの原因になるアポクリン汗腺はワキの下や陰部、乳首 の周り、おヘソの周り、耳の中など特定の部位に分布している汗腺です。
そのため、わきがである人は陰部のわきがであるスソワキガである確率も高いのです。
アポクリン汗腺の働きは部位によって違うというわけではないからです。
スソワキガはわきが以上にデリケートな問題で、普通は他人に気づかれることはあまりありませんが、夫婦であったり恋人同士であれば気づくこともあるでしょう。