おでこのにきびの原因は

  おでこ、ひたいは、比較的にきびの形成が多くあります。

 にきび形成条件は、毛孔閉塞・皮脂分泌更新・にきび菌増殖(ふさがった毛穴で皮脂が外にでれないまま、ふさがった毛穴でにきび菌が増殖することで炎症を起こす状態)です。

 おでこにはにきびが形成されやすい毛穴が多く存在し、皮脂分泌の量も多くなる部位です。

 またにきび菌は皮膚常在菌なので、にきびができにくい方のお顔にも存在する、よくある菌で、これは皮脂が好物です。

 ひたいには必然的ににきびが形成される条件がそろいやすい環境にあるといえます。

 少し毛穴が詰まり始めると、にきびの条件があっという間にそろってしまうのです。

 皮膚表面の角質層は、毛穴の内壁にまで及んでいますので、ここが言い換えれば「肌荒れ」を起こすなどすれば毛穴はふさがれますので、にきびが形成されるのです。









にきびの原因と食べ物

  にきびと食べ物、食べ物がにきびにどう関与するかについて考えていきましょう。

 にきびは皮膚表面の角質層形成の過程で、毛穴がふさがれてしまうことをはじめ、複数のにきび形成プロセスが重要な問題になりますが、多くの場合「皮脂」についての関与をクローズアップされます。

 ある意味、にきびの内容物は皮脂ですから、このように考えてしまうことは何も不思議なことではありません。そして、食事によっては皮脂分泌の増加を促しますから、それ自体は間違いとはいえません。

 しかし、皮脂分泌だけが問題であれば、「てかてか=にきび」が成立するはずですが、現実は必ずしもそうとはいえません。

 事実、どなたの場合も鼻の皮脂分泌量は多いものですから、にきびがもっともで出来やすい部位は鼻であってもおかしくないはずです。

 しかし、鼻の毛穴は比較的大きくできているため、ふさがりにくく、皮脂は皮表へ排出されやすくなるため、実際にはほかの部分と比較すると、にきびの条件が必ずしも重なりやすいとは言い切れないのも事実です。

 そして、「野菜をよく食べるようにしていますがにきびが治りません」「油っこいものは食べませんがにきびが治りません」「何を食べるとニキビにいいですか?」というご相談も多く寄せられるのですが、これらも一時的な症状に関しては有効なお答えはできるかもしれませんが、慢性的ににきび形成が続く場合に食べ物だけで何とかしようと考えても、皮膚は外環境への反応を起こすことを役割としますから、なかなか解決しにくいともいえます。

 もちろん皮脂分泌の亢進にかかわる糖質・脂質の過剰摂取は悪化要因となりますし、ビタミン・ミネラルの不足は角質層の形成、ニキビ跡の修復にもかかわりますので、指導どおりの栄養摂取は必要となります。




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